メッセージ

「今、分かりました」

大貫隆先生は『聖書の読み方』の中で5つの提案しておられ、その第5は「即答を求めない。真の経験は遅れてやってくる」ということです。少し長いですが引用してみます。

聖書がその力をもっとも発揮するのは、読者の常識に照らして違和感を呼び起こすところ、意味不明、異質で読みづらいと感じさせられるところなのである。そのようなところでこそ聖書は、私たちが平素の日常の中で忘れているもの、気づかずに通り過ぎているものを、私たちの前に差し出しているのである。言い換えれば、私たちが読みづらいと感じるところ、躓くところにこそ「新しい自己了解」の可能性が眠っているのである。…真の経験はつねに遅れてやってくるからである。

ヨハネ16:25五以下は十字架を目前にした主イエスと弟子たちの対話ですが、そこに弟子たちの興味深い言葉が出てきます。「今、分かりました」「わたしたちは信じます」。これはまさに遅れてやってきた真の経験であり、新しい自己了解でした。私たちにとっては今日の礼拝がそのような時になりますように。

 

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