「嘆きから賛美へ」

 かつて深い悲しみにあった人が、今大きな喜びの中にあるなら、私たちは、「かつて」と「今」の間できっと何か素晴らしい出来事を経験したに違いないと考えるのではないでしょうか。

 ルカ福音書24章13節以降に記されているクレオパともう一人の弟子は「暗い顔」をしてエマオに向かっていたのです。その彼らの心が燃え、大喜びでエルサレムに戻り、他の弟子たちと喜びを分かち合ったのです。それは彼らが復活された主イエス・キリストに確かに出会ったからでした。

 キリストは「悲しむ人々は、幸いである。その人たちは慰められる」(マタイ5:4)、「今泣いている人々は、幸いである。あなたがたは笑うようになる」(ルカ6:21)と教えられました。私たちの人生には深い悲しみゆえに激しく泣く時があります。しかしその私たちに目を留め、近づき、慰め、再び笑う時がふるように導いてくださる神が傍らにおられることを忘れないようにしたいと思います。

  恐れは変わりて 祈りとなり
  嘆きは変わりて 歌となりぬ
  歌いつつ歩まん ハレルヤ ハレルヤ
  歌いつつ歩まん この世の旅路を(新生讃美歌437番3節) (踊)