信仰生活ABC

問14:聖書は単に古典に留まるでしょうか。

答:いいえ、今日までこの聖書を読んで、ほんとうに分かった人は、こころを入れかえて新しく生まれ変わり、神に帰りました。すなわち聖書においてイエス・キリストに出会った人は、この世とともに失われた人間として見出され、この世の定めから自由にされ、死よりいのちへと導きだされて、神を知り、あがめ、愛しました。また自分を知り、互いのまじわりに生きようとし、事実たがいの愛に生き始めました。そこで、このような人々にとって、したがって教会において、聖書は、人間の言葉において生きて語りかける神の、霊のことばとなっているのです。こうして聖書は私たちの信仰と生活の源泉であり、また規範であります。これが、正典という意味なのです。

聖書は古典です。しかし古典に留まりません。読む人の人生を変革させる力を持っている神の言葉です。聖書は私たちの心を神に向けます。聖書は私たち自身の存在の尊さに気づかせます。聖書は隣人を共に生きるべき存在として発見させます。聖書は私たちの信仰の源泉であり、生活の規範です。聖書はあなたの心に信仰と希望と愛を形成する動力なのです。そのようなものとして聖書をお読みになることを心からお勧めします。

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