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福音書があって良かった

「福音書があって良かった」

 聖書は旧約39巻、新約27巻、合計66巻から成る正典です。正典とは信仰の源泉、生活の規範という意味です。新約は4つの福音書、二21書簡、1つの歴史書、1つの黙示録で構成されています。マタイ、マルコ、ルカの3つを共観福音書を呼び、ヨハネは独特の視点から書かれています。

 神学者ゲルト・タイセンは「共観福音書の成立は原始キリスト教の文学史における最大の事件である」と述べています。書簡はユダヤ主義の危機に対処するために生み出されたもので、福音書は紀元70年のユダヤ戦争という危機とそれがもたらしたもろもろの状況から生み出されたものなのです。

福音書は混乱した状況の中で主イエス・キリストの姿を明らかにし、イエスに全く信頼して課題にどう対処するべきか、教会共同体はどうあるべきかを伝えているのです。

もし福音書がなかったら、現代に生きる私たちは信仰の対象である主イエスと父なる神について十分に知ることができず、どう生きるべきかさえ曖昧になったことでしょう。福音書があって良かった!

 

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