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時代を見抜く鋭い目

1930年代ヒトラーに命がけで抵抗したマルティン・二―メラー牧師の詩です。  ナチが共産主義者を襲ったとき、自分はやや不安になった。  けれども結局自分は共産主義者でなかったので何もしなかった。  それからナチは社会主義者を攻撃した。自分の不安はやや増大した。  けれども依然として自

パンはいくつあるのか

福音書には多くの奇跡物語が記されています。若い頃は奇跡の記事に戸惑いを覚えたものですが、最近では反対に新鮮な興味を覚えるのです。様々な制限に幾重にも拘束されている現代、主イエスの時代に思いを馳せるとかえって解放されのびのびする気がするのです。当時の民衆も同じだったことでしょう。イエスが五千人以上

「この祈りから始めよう」(週報巻頭言/2019.7.14)

主イエスは「平和を実現する人々は幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる」(マタイ5:9)と言われました。平和実現への働きはどこから始まるのでしょうか。私の中では主のこの教えが次の祈りとしっかり結びついています。今日なせる善を/仕える方法を/人を助ける言葉を/主よ、教えてください。間違ったことを

「複数牧会制の導入に向けて」

2019年度総会資料の「牧師室より」に、私は今年度の活動方針を記しました。例年通りの課題に加えて、特に緊急を要する課題として「複数牧会制の導入」を提示しました。全年齢層の兄弟姉妹のために祈り、配慮し、その信仰を育てることは教会の大切な務めです。しばしば一人の牧師の守備範囲はその年齢の上下15才と

「神学校週間に寄せて」

エフェソの信徒への手紙4:1~12の言葉です。「そして、ある人を使徒、ある人を預言者、ある人を福音宣教者、ある人を牧者、教師とされたのです。こうして、聖なる者たちは奉仕の業に適した者とされ、キリストの  体を造り上げてゆき…。」教会が歴史を生き抜くためには様々な働き人が必要でした。かつてガリラヤ

幼子には分かる

福音館の創業に参画した松井直氏の著書『松井直がすすめる50の絵本―大人のための絵本入門』、また高原典子氏の『絵本の泉―心を育む絵本の名作40』でも取り上げられている絵本があります。それは『おじさんのかさ』。一人の紳士がいます。一本の傘をとても大事にしており、決して使おうとしません。雨が降ると雨宿

「新しく見えてくるもの」

聖書を読む時に、その箇所だけでなく前後も合わせて読んでみると、今まで見えなかった大切な真理が見えてくる場合があります。例えばルカ8章22節以降。主イエスは弟子たちに「湖の向こう岸に渡ろう」と促されます。そこはゲラサ人の住む場所、その地で主は悪霊に憑かれた人を癒されます。しかし自分たちの財産である

「一同は聖霊に満たされ」

使徒言行録の著者ルカは聖霊降臨の出来事を次の言葉で記しました。五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、突然、激しい風が吹いて来  るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような舌  が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たさ

臆病の霊ではなく

テモテへの手紙は使徒パウロが愛弟子テモテに宛てて書いたとされており、テモテに対する温かい励ましに満ちています。Ⅱテモテ1:7のことばです。神は、臆病の霊ではなく、力と愛と思慮分別の霊をわたしたちにくださったのです。臆病とは軍勢のような大きな力の前で自由に伸びやかに動くことができなくなることです。

旧約聖書と新約聖書

ドイツの実践神学者クリスチャン・メラーは「魂への配慮としての説教」と題した本の中で「旧約聖書を軽視し、それどころか取り去ってしまう人は、イエス・キリストをも失い、彼を一つの観念に蒸発させてしまう。旧約聖書を失うことで、イエス・キリストは彼の民から切り離されるからである」と書いています。その通りだと実

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