信仰を育てる主イエス
ヨハネ福音書は主イエスの奇跡は「しるし」であったと告げます。それはイエスが神の子であることを証明するものです。聖書注解者ベンゲルによると、「イエスの出来事を三つに分類するのがヨハネの手法である」と述べ、ガリラヤでのしるしが3回、ユダヤでのしるしが3回、復活後のしるしが3回記述されていると言います
ヨハネ福音書は主イエスの奇跡は「しるし」であったと告げます。それはイエスが神の子であることを証明するものです。聖書注解者ベンゲルによると、「イエスの出来事を三つに分類するのがヨハネの手法である」と述べ、ガリラヤでのしるしが3回、ユダヤでのしるしが3回、復活後のしるしが3回記述されていると言います
ルーヴル美術館収蔵のパオロ・ヴェロネーゼの『カナの婚礼』は縦6.5メートル、横10メートルの大きな作品です。本来はサン・ジョルジュ・マッジョーレ島のヴェネディクト会修道院食堂を飾るために1562年頃描かれたもので、その絵に総勢132人の人物が登場し、新郎新婦は左端に、主イエスと母マリアが正面に描かれ
50数年前映画『十戒』を観ました。出エジプト記をもとに製作された70ミリのスペクタクルで、紅海が割れる場面は感動でした。今回の『エクソダス』も印象深い作品です。前者が神々しいモーセを描いているとすれば、後者は悩み苦しむ人間的なモーセを描いています。数々の災害に心を痛めるモーセに対し神は「私のする
徳川家康の家訓は有名です。苦労して幕府の基礎をつくった人の言葉だけに納得できる点があります。人の一生は重荷を負うて遠き道をゆくが如し。いそぐべからず。不自由を常と思へば不足なし。こころに望起らば、困窮したる時を思い出すべし。堪忍は無事長久の基。怒りは敵と思へ。勝事ばかりを知りて負くる事をしらざれ
「バプテスト」という教派はいつ誕生したのでしょうか。ルターが宗教改革を開始したのが1517年、ヘンリー八世がローマ・カトリック教会から独立しイギリス国教会を設立したのが1534年、カルヴァンがジュネーヴで改革に着手したのが1536年、ジェームス一世が即位し国教を強制、清教徒を迫害したのが1603年の
ルカ福音書と使徒言行録の著者は「ルカ」です。彼が福音書を書いたのは紀元80年代、続いて使徒言行録を書いたのは90年代だと言われています。ルカの信仰と神学とはどのようなものでしょうか。ルカは歴史を分けて理解する傾向があります。神学者コンツェルマンは『時の中心』という書物の中で、ルカはイエスを「時の
聖書の言葉は私たちに慰めと希望を与える力を持っています。その中でも次の二か所は最も多くの人に愛されてきた箇所です。1つはヨハネによる福音書3章16節。「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」もう1つは詩編23編。
マタイ福音書は、降誕物語に引き続きヨセフが幼子とマリアを連れ、ヘロデ王の追手を逃れエジプトへ避難したことを記しています。占星術の学者たちが帰って行くと、主の天使が夢でヨセフに現れて言った。「起きて、子供とその母親を連れて、エジプトに逃げ、わたしが告げるまで、そこにとどまっていなさい。ヘロデが、こ