「神の栄光が世々限りなく」
「神の栄光が世々限りなく」エフェソの信徒への手紙3:20~21には神への祈りが記されています。わたしたちの内に働く御力によって、わたしたちが求めたり、思ったりすることすべてを、はるかに超えてかなえることのおできになる方に、教会により、また、キリスト・イエスによって、栄光が世々限りなくありますよ
「神の栄光が世々限りなく」エフェソの信徒への手紙3:20~21には神への祈りが記されています。わたしたちの内に働く御力によって、わたしたちが求めたり、思ったりすることすべてを、はるかに超えてかなえることのおできになる方に、教会により、また、キリスト・イエスによって、栄光が世々限りなくありますよ
「愛に根ざし」エフェソの信徒への手紙は使徒パウロの信仰と神学に基づく教会論です。異質なグル―プの間には誤解や争いが生じがちですが、著者はユダヤ教出身のキリスト教徒と異教徒出身のキリスト教徒の和解、キリストへの信仰による克服を目指して書き記しました。著者は「御父から、天と地にあるすべての家族がそ
「老シメオンは歌う」ルカ福音書2:22~32には老シメオンのことが記されています。彼は正しく信仰あつい人、神がイスラエルの民を慰めてくださるのを待ち望んでいる人です。神は彼に「メシアに会うまでは決して死なない」と約束してくださいました。彼の日々は空しい日々ではなく、希望に満ちた日々です。その日
「光は暗闇の中で輝いている」クリスマスに欠かせないもの、それは光です。街にはイルミネーションが美しく輝き、家にもキャンドルが灯されます。真夜中でも町が明りに包まれるようになったのは人類の歴史ではごく最近のことです。照明としてのガス灯器具を最初に制作したのはスコットランド人のウィリアム・マードッ
「キリストの完全な救い」マタイ福音書1 章にはイエス・キリストの系図が記されています。これは現代に生きる私たちにはあまり意味を持たないように思えますが、当時の読者には重要な意味を持っていたのです。それは、イエス・キリストこそ神の救いの約束の成就であり完成であることを伝えようとしていたのです。1
「使徒言行録があって良かった」使徒言行録は私の若い頃から好きな文書の一つです。そこに記された初代教会の美しい調和こそ現代に生きる教会の最良の手本だと思っていました。ところが神学部に学び始めたある日、私は神学者オスカー・クルマンの『イエスと当時の革命家たち』、その中の「初代教会の内部の不一致」と
「すべてのことについて感謝を」私たちはとても感謝の少ない生活をしています。何をしてもらっても当たり前と思ってしまう心は「にんげんがボロになってくる」(鹿島和夫『一年一組せんせいあのね』)からだと思います。感謝とは何でしょうか。哲学者ジャック・マリタンは「感謝の思い