12月22日のみことば
「『いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ』 天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、『さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか』と話し合った」(ルカ2:14~15)
天の大軍の讃美は羊飼いたちの魂を震わせました。神がくださった救い主をどうしても見たいと思いました。救い主にお会いする、それは明日に延ばして良いことではないのです。今日の課題なのです。天使の賛美の歌声に押し出されるよう彼らは立ち上がったのです。互いを促すように力強く言ったのです。「さあ、ベツレヘムへ…」。(下の写真はベツレヘム生誕教会/ネットより)
12月17日のみことば
「イエス・キリストの誕生の次第は次のようであった」(マタイ1:18)
イエス・キリストの誕生物語について記しているのはマタイ福音書とルカ福音書です。どちらも紀元80年代に記されたものです。マタイはヨセフへの御告げと東方の博士たちの来訪を記し、ルカはマリアへの御告げと羊飼いたちの来訪を記しています。両者はお互いに執筆内容を分担したのではなく、各々の視点から福音として伝えたい事柄を責任をもって書き記したのでした。そのおかげで私たちはキリストの誕生が告げる豊かな内容を深く知ることができたのです。感謝して聖書のメッセージを聞きたいと思います。
(スターリングラードの戦いにおいて塹壕の中でクリスマスを祝ったドイツの将兵のために従軍医師クルト・ロイバーが描いた「塹壕のマドンナ」1942)
12月14日のみことば
「主はその腕で力を振るい、思い上がる者を打ち散らし、権力ある者をその座から引き降ろし、身分の低い者を高く上げ」(ルカ1:51~52)
今日も「マリアの賛歌」の一節。ローマ帝国の絶大な権力を前にして一人の若い女性が歌うのです。思いあがるローマ皇帝と兵士たちが打ち散らされ、権力あるヘロデ大王がその王座から引き降ろされる、神がそれをなさると彼女は確信しているのです。信仰に立つ故の抵抗です。それは今の世界に当てはめると、ガザに住む一人の若い女性が、いずれ権力の座から引き降ろされるネタニヤフについて語るようなものでしょう。
(山でもらった蔦でクリスマスリースを作り、花屋さんでヒイラギなどを買い求めて作ってみました)