主イエスは弟子たちに、そして私たちに福音宣教の使命をお与えになりました。「あなたがたは行ってすべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼(バプテスマ)を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい」(マタイ28:17~20)。
神学者K・バルトはこう言っています。「福音宣教、これは教会の固有の使命である。…従順にこのことを実行してさえいれば、教会に不安はない」。
そこで大切なことは、私たちキリスト者が心底福音の喜びに与っているかということです。藤木正三先生は『福音は届いていますか』でこう言っています。「『神は愛である』と言います。この言葉が真実なら、それを言う人は神に愛されている温かさを味わっているはずです。しかし、その経験がないなら、その言葉は神について思索 した、その結果を言っているだけで、実際に神を知っていることとは無縁といわねばなりません」。