「新しく見えてくるもの」

聖書を読む時に、その箇所だけでなく前後も合わせて読んでみると、今まで見えなかった大切な真理が見えてくる場合があります。

例えばルカ8章22節以降。主イエスは弟子たちに「湖の向こう岸に渡ろう」と促されます。そこはゲラサ人の住む場所、その地で主は悪霊に憑かれた人を癒されます。しかし自分たちの財産である豚を失ったゲラサの人々は「自分たちのところから出て行ってもらいたい」と訴えます。それで主イエスは再び舟に乗って戻られるのですが、ガリラヤの地では「群衆は喜んで迎えた」と記されています。 

ここには二種類の人々が描かれています。一方には主イエスとの交わりを拒む人々、他方には主イエスとの交わりを求める人々がいます。福音書の著者は「あなたはどちらですか」とそっと私たちに問うているのです。

使徒言行録3章を2~4章に位置づけて読むとどうでしょうか。聖霊降臨、ペトロの説教、教会の誕生、昼は神殿に詣で、夜は信徒の家で主を想起する集い、足の不自由な人の癒し、議会で主を証する弟子たち。そこに見えるのは、一切が聖霊のみ業によるということです。