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映画「エクソダス 神と王」を観て

50数年前映画『十戒』を観ました。出エジプト記をもとに製作された70ミリのスペクタクルで、紅海が割れる場面は感動でした。今回の『エクソダス』も印象深い作品です。

前者が神々しいモーセを描いているとすれば、後者は悩み苦しむ人間的なモーセを描いています。数々の災害に心を痛めるモーセに対し神は「私のすることを見ていなさい」と言われます。一切の主導権は神にあるのです。

モーセは手に杖を持っていたはずですが、今回は剣を持っています。人間の知恵と力を象徴しています。紅海を前に万策尽きたモーセはその剣を海に投げ捨てます。すると紅海の水が音を立てて引き始めます。人間の力が及ばない時こそ神の出番なのです。

神はモーセに十戒を与えます。前作では稲妻のような光が石の板に文字を刻みますが、今回は神から受けた言葉をモーセ自身が石板に文字を刻みます。まるで自分自身とイスラエルの民の心に刻む込むかのように。

最後に約束の地カナンに向かうに先立ちっモーセが妻に語る言葉は印象的でした。「これからもっと信仰が必要になる」。信仰なしに40年の砂漠の旅は不可能なのです。

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