メッセージ

映画『「奇跡のひと」を観て』

フランスの片田舎にあるラルネイ聖母学院は聴覚障害の少女たちの施設です。そこにある日、目も耳も、そして言葉も不自由な少女マリーがやってきます。薄汚れた衣服をまとい、髪はぼさぼさ、ちょっと目を離した隙に木によじ登り、園庭を駆け回ります。

生まれてから一度も教育を受けてこなかったマリーの教育係は修道女マルグリッド。二人の戦いの日々が始まります。着席しての食事を嫌い、ナイフもフォークも使えない、風呂を嫌がり、服に着替えさせるのも至難の業。

しかし8ケ月目、ついに奇跡が起きるのです。マリーは家から持参したお気に入りのナイフが「ナイフ」であることを理解したのです。その後は堰を切ったように言葉を次々に理解し、それを手話によって表現します。面会に来た両親に自分の名前のスペルを正しく並べ「愛している」と手話で語りかけます。

その後修道女マルグリッドは病いのために亡くなります。墓の前で空を仰いでマルグリッドに手話で語りかけるマリーは印象的です。

この実話に基づく映画は私たちに改めて愛の力の大きさと可能性を教えてくれます。

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