キリスト降誕物語はマタイ福音書とルカ福音書に記されています。ルカ福音書ではベツレヘムの羊飼いたちが幼子のもとに、マタイでは東方の博士たちが来訪します。ルカはこの幼子キリストの救いは社会の底辺にまで及ぶことを告げ、マタイは異邦人にまで及ぶことを告げているのです。まさにこの幼子キリストこそ全世界に救いをもたらすお方なのです。
マタイ2:11にはこう記されています。
家に入ってみると、幼子は母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、 宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。
「ひれ伏す」という言葉が心に響きます。それは「這いつくばる」ということであり、体が地面につくほど伏して拝むのです。彼らは今自分たちの目の前にいる幼子に対してひれ伏したのです。クリスマスページェントで園児や小学生が演じる博士たちの姿はまさにそれです。
今年のクリスマス、私たちもそのような思いをもって幼子キリストを礼拝し、私たち自身を献げたいと思います。幼子キリストに栄光あれ!クリスマスおめでとうございます。