聖書の言葉は私たちに慰めと希望を与える力を持っています。その中でも次の二か所は最も多くの人に愛されてきた箇所です。
1つはヨハネによる福音書3章16節。「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」
もう1つは詩編23編。「主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。主はわたしを青草の原に休ませ憩いの水のほとりに伴い魂を生き返らせてくださる。・・・」
羊飼いは羊を心底愛し、配慮し、危険に遭遇すると命がけで羊を守るのです。そのことを日常生活で体験していた聖書の民は、神と自分たちの関係を羊飼いと羊になぞらえて考え、神の愛と恵みを詠ったのです。
今も主イエス・キリストは「わたしは良い羊飼いである」と言われます。私自身の歩みを振り返る時、そこには確かに主イエス・キリストの愛と恵みの数々があるのです。