「そこで、まず第一に勧めます。願いと祈りと執り成しと感謝とをすべての人々のためにささげなさい」とⅠテモテの手紙2:1に記されています。
神学者アドルフ・シュラッターは「パウロは祈りを捧げることが教会の一番大切な行為であり、それを教理と教育以上の位置に置く」と言います。祈りを怠ることが教会の健康を深く損なう原因だとも言っています。
祈りには四つの種類があります。「願い」と「祈り」と「執り成し」と「感謝」です。ある注解者は、この四つを厳密に区別する必要はなく、パウロは祈りの大切さを強調したのだと言います。しかし私はこの四つの言葉を大切にしたいと思います。なぜならこれを学ぶことによって私たちの祈りが今よりもっと豊かなものになると思うからです。
「願い」とは私たちの欠乏を神に訴えること、「祈り」とは神の偉大さを讃美すること、「執り成し」とは他者のために祈ること、最後は神が私に与えてくださった多くの恵みに「感謝」することです。祈りをさらに豊かなものに育てていきましょう。