ルカ福音書4:16以下には、主イエスがナザレの会堂で教えられたことが記されています。その時主イエスはイザヤ書61:1~2と58:6をお読みになりました。
「主の霊がわたしの上におられる。貧しい人に福音を告げ知らせるために、主がわたしに油を注がれたからである。主がわたしを遣わされたのは、捕らわれている人に解放を、目の見えない人に視力の回復を告げ、圧迫されている人を自由にし、主の恵みの年を告げるためである。」
主イエスは最後にこう結ばれました。「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した。」
原語を直訳すると、「この聖書の言葉は、あなたがたの耳において成就した」となります。どういうことでしょうか。私たちに届けられた神の言葉には大きな力があります。しかし聞いても信じなければそこで終わりです。反対に聞いて信じるなら、まさにそこから驚くべき救いの業が始まっていくのです。本当に幸いなのは神の言葉を聞いて信じる人なのです。