「舟の右側に網を打ちなさい」
ガリラヤ湖はパレスティナ北部に位置する南北20キロ、東西12キロ、海抜下212メートル、水深は最大50メートルの、魚が豊富な淡水湖です。
この湖で漁師をしていたペトロとアンデレ、ヤコブとヨハネの二組の兄弟は、働きのただ中で主イエスに招かれ弟子となりました。ルカ福音書5章には、夜通し漁をしたにもかかわらず一匹の魚もとれなかった彼らに、主イエスは「沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい」と言われたと記されています。その言葉に従ったところ網が破れそうになるほどたくさんの魚がとれたのです。
またヨハネ福音書21章には、主の復活後のガリラヤ湖畔での出来事が記されています。この時も弟子たちは夜通し漁をしましたが一匹の魚もとれません。そこに復活の主が現れ「舟の右側に網を打ちなさい」と言われます。その通りにすると153匹の大きな魚がとれたというのです。
私たちは自分の考えや習慣や好みにとらわれがちですが、真の祝福は主イエス・キリストの指図に従うところから始まるのです。