「すべてのことについて感謝を」
私たちはとても感謝の少ない生活をしています。何をしてもらっても当たり前と思ってしまう心は「にんげんがボロになってくる」(鹿島和夫『一年一組せんせいあのね』)からだと思います。
感謝とは何でしょうか。哲学者ジャック・マリタンは「感謝の思いは、礼儀のいちばん美しい形」と言い、カトリック司祭ジャン・バプティスト・マションは「感謝の思いは、心に刻まれた記念碑」と言い、神学者ディートリッヒ・ボンヘッファーは「感謝の思いは、回想を静かな喜びに変える。わたしたちは過ぎ去った美しいものを、静かに貴重な贈り物のように心に抱いている」と言っています。
使徒パウロは神が私たちに求めておられる生き方について次のように教えました。
いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。(Ⅰテサロニケ5:16~18)
日々の生活に感謝がありますように。