「一歩一歩」
私たちの教会は1922(大正11)年12月2日に創立され、本年91周年を迎えました。長い年月、しかも激動の時代でした。
『西南学院バプテスト教会創立80年記念史』の関係年表を開いてみると、満州事変勃発、満州国建国宣言、五・一五事件、ドイツでヒットラー総統に就任、二・二六事件、盧溝橋事件、国家総動員法公布、宗教団体法公布、ノモンハン事件発生、第二次世界大戦勃発、太平洋戦争勃発、広島に原爆投下、長崎に原爆投下、日本無条件降伏、そして日本国憲法公布。その後も激動の中を教会は歩んできたのです。決して無風状態の中を気楽に気ままに歩んできたわけではないのです。大きな課題に直面し、自らの無力さをいやと言うほど思い知らされ、迷い苦しみ、しかし真剣な祈りを捧げつつ歩んできたのです。91周年を迎えた私たちに今言えることは「私たちの一歩一歩を主が導いてくださらなかったら今の私たちはなかった」ということです。
新たな歩みを踏み出そうとする私たちに主なる神は仰せになります、「わたしはあなたと共にいる」(ヨシュア記1:5)。