踊協力牧師メッセージ

「感謝せずにはいられない」

使徒パウロの手紙を読んで気づくことは、「感謝」という言葉がしばしば出てくることです。例えばテサロニケの信徒への手紙Ⅱ2:13には次のように記されています。

主に愛されている兄弟たち、あなたがたのことについて、わたしたちはいつも神に感謝せずにはいられません。

パウロが創設したコリント教会はいつも多くの問題を抱えていました。しかし彼は問題を指摘するのではなく、与えられている恵みに感謝することから助言を始めるのです。

クリスチャン・メラーは『慰めのほとりの教会』の中でこう言っています。

欠点に固執すると、事実をその視点で描き出してしまうだけではなくて、事実を造り出してしまうことさえある。欠陥ばかり数えていると、考えも行動も一新しようとするどんな力も消えてしまう。

パウロは私たちにとって大切な模範です。主が与えてくださっている多くの恵みにまず目を留め、感謝を捧げ、そこから目の前にある課題に祈りと力を合わせて取り組むのです。そこに真の解決と祝福があります。

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