「イエス・キリストの誕生の次第はこうであった」(マタイ1:18)
最初の弟子たちにとって最大の関心事はイエスの十字架と復活でした。だからマルコ福音書には降誕物語はなく、「詳細な導入部を持った受難物語」と言った神学者もいました。しかし福音が異邦人世界に伝えられるようになると、イエス・キリストの「誕生の次第」についての関心が高まり、マタイとルカは独自の降誕物語を記しました。それぞれに伝えたい大切な真理があったからです。コロナ禍の待降節、それをご一緒に考えてみたいと思います。
最初の弟子たちにとって最大の関心事はイエスの十字架と復活でした。だからマルコ福音書には降誕物語はなく、「詳細な導入部を持った受難物語」と言った神学者もいました。しかし福音が異邦人世界に伝えられるようになると、イエス・キリストの「誕生の次第」についての関心が高まり、マタイとルカは独自の降誕物語を記しました。それぞれに伝えたい大切な真理があったからです。コロナ禍の待降節、それをご一緒に考えてみたいと思います。