「母の胎にあるときから/あなたに依りすがって来ました。あなたは母の腹から/わたしを取り上げてくださいました。わたしは常にあなたを賛美します」(詩編71:6)
アメリカの代表的な宗教社会学者ロドニー・スタークの『キリスト教とローマ帝国』を読みながら感じたことです。古代において一人の赤ちゃんが無事に誕生し、健やかに育つということは容易なことではなかったようです。多くの子どもが誕生後まもなく亡くなったのですから。だから当時親も子も毎日神に「依りすがって」生き、健康が守られて育った時、神に讃美を捧げたのでしょう。私たちもそうありたいと思います。