「平和を実現する人々は、幸いである/その人たちは神の子と呼ばれる。」(マタイ5:9)
マタイ5:レナト・フィリピーニ神父はこのみ言葉を「神の国のマニフェスト」と言い、神学者イェルク・ツィンクは「ユートピアではなく、将来の人間世界のモデル」だと言っています。今飢えている者が満ち足り、悲しんでいる者が心から笑うようになる世界の実現に向かって神は着実に働いておられるのです。武力によって他国を支配しようとする時代にあって、平和を作り出そうとする働きは愚かで無力に思えるでしょう。しかし神は「そうではない。平和を実現する人々はまさしくわたしの子、わたしはその働きを祝福する」と言われます。