復活のイエスを信じる

キリスト教会にとって三つの大切な祝日があります。クリスマス(降誕)、イースター(復活)、ペンテコステ(聖霊降臨)です。この中で最も早くから祝われたのはイースターです。福音書で最初に書かれたマルコ福音書には主イエスの受難と復活の記事はありますが、クリスマスの記事がありません。クリスマスマルコ福音書後のマタイ福音書とルカ福音書に出てきます。イエス・キリストの復活こそ「キリスト教信仰の歴史的な始点」だったのです。

初代のキリスト者にとって主イエスの復活はどのような意味があったのでしょうか。それはイエスが神の独り子、キリストであると確証された出来事だったのです。もし復活がなければ、イエスの御生涯も、言葉も業も、ついには誕生も十字架の死も無意味なものになってしまったことでしょう。

使徒パウロは復活がなければ「わたしたちはすべての人の中で最も惨めな者」(Ⅰコリント15:19)と言いました。「しかし、実際、キリストは死者の中から復活し…」。この復活の光の中で主イエスに関わる一切が大切な意味を持つものとなったのです。

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