「乏しい人は永遠に忘れられることなく/貧しい人の希望は決して失われない」(詩編9:19)
神学者D.ボンヘッファーは『抵抗と信従』で2種類の楽観主義があると言います。1つは愚かで臆病な楽観主義、もう1つは健全な楽観主義。健全な楽観主義は「一個の生命力であり、ほかの者が断念した時に希望をいだく力、すべてが失敗したと思われる時に頭を高く挙げて保つ力、反動に耐える力、未来を決して敵に譲渡さないでそれを自分のものとして要求する力である」「未来への意志としての楽観主義は冒されることのない生命の健康さである」。信仰がもたらす楽観主義はこれですね。