「(羊飼いたちは)急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた」(ルカ2:16)
母マリアは幼子イエスをしっかり抱いて育てたことでしょう。マリアの柔らかい腕の中で眠り、優しい微笑みや語りかけに心が満たされたことでしょう。イエスは生涯母マリアの愛を忘れなかったにちがいありません。その優しさはやがてイエス自身が幼子を招き、抱き上げ、語りかける時に表れたことでしょう。「子供たちをわたしのところに来させなさい」(マルコ10:14)。
下の絵は19世紀の画家フリッツ・フォン・ウーデの「その子らを我に来させよ」です。