「落ち着いて、今日、あなたたちのために行われる主の救いを見なさい」(出エジプト記14:13)
前は紅海、後ろはエジプトの戦車隊、そんな四面楚歌の中で神は紅海の中に道を造り、イスラエルの民を救出されました。この奇跡をどう理解したらよいでしょうか。潮の干潮の時に渡ったのだという合理的理解もあり、遠藤周作氏のように「奇跡をそのまま受けとめる人間の心性のほうがはるかに高尚だ」と言う人もあります。中高生の頃の私は前者の説明に納得し、高齢期の今は聖書の記述どおりに納得できるのです。そんな変化を考えると、年齢を重ねながら聖書を学ぶことの有難さを感じています。