6月9日のみことば

「神は言われる。終わりの時に、/わたしの霊をすべての人に注ぐ。すると、あなたたちの息子と娘は預言し、/若者は幻を見、老人は夢を見る」(使徒言行録2:17)

「露とおち露と消えにしわが身から浪速のことは夢のまた夢」。豊臣秀吉の辞世の句です。「人間五十年下天のうちに比ぶれば夢幻のごとくなり」。これは幸若舞の『敦盛』の一節で、織田信長が好んだ言葉だと言います。彼らの言う夢や幻は空しいものです。しかし聖霊が若者に与える〈幻〉、老人に与える〈夢〉は明日に向かって歩む原動力なのです。

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