「わたしたちに必要な糧を今日与えてください」(マタイ6:11)
主イエスは今日必要な糧のために祈るよう教えられました。当時の人々がその日の糧に事欠いていたからでもあります。では、冷蔵庫に当分の食料がある私たちには、この祈りは不要でしょうか。決してそうではありません。私たちには今日直面する様々な課題があります。その課題に対する神の導きが必要不可欠です。神学者イェルク・ツィンクはこれらの課題を「些事の学校」と言い、「それらの些事の事柄が語りかけてくるものは多大なもの」であると言っています。神は日々の細々とした事柄を通して大切なことを教えようとしておられるのです。