「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」(ローマ12:15)
高見澤潤子氏の「風邪をひいたサンタクロース」。母と子の貧しい家庭のお話。クリスマスイブの夜、風邪をひいた女の子は枕元にはサンタさんのプレゼントを期待して古びた靴下を。けれどもクリスマスの朝、靴下の中はからっぽ。しばらく考えた末女の子は言いました、「ママ、わかったよ。サンタさんは風邪をひいたんだよ」。二人はお祈りをします。その翌朝、ついに靴下の中には素敵なプレゼントが…(お母さんが内職のお金で買い求めたのですが)。「幼ない素直な気持ち、この子はきっと良識ある洗練された大人になるにちがいありません」(高見澤氏)。