助けを求めてあなたに叫び、救い出され、あなたに依り頼んで、裏切られたことはない。(詩編22:6)
太宰治の作品『津軽』の言葉。「大人というものは侘しいものだ。愛し合っていても、用心して、他人行儀を守らねばならぬ。なぜ用心深くしなければならないのだろう。その答えは何でもない。見事に裏切られて赤恥をかいたことが多すぎたからである。人は当てにならないという発見は、青年の大人に移行する第一課である。大人とは裏切られた青年の姿である。」そういう経験を私たちもしてきたのです。しかし、そこで学んだことがあります。それは「それにもかかわらず信頼できる友がいるということ、そして決定的に信頼できる神がいらっしゃるということ。」