「イエスは言われた。『なぜ怖がるのか。まだ信じないのか』」(マルコ4:40)
ガリラヤ湖で主イエスと弟子たちが乗った舟が突風に見舞われました。舟は波をかぶり水浸しでした。「先生、わたしたちがおぼれてもかまわないのですか」。弟子たちはうろたえています。すると主イエスは風と湖に「静まれ。黙れ」とお命じになり、嵐を静めてくださったのです。その後で主イエスは今日のみことばを語られたのです。「なぜ怖がるのか。まだ信じないのか」。信じる人は不要な恐れから解放されます。「信じることは生きることの全体に現れる」(小泉健、「本のひろば」2022.3)。信仰は気休めではありません。遭遇する危機的状況の中で真の力を発揮するのです。