「ちょうどこの日、二人の弟子がエルサレムから…エマオという村へ向かって歩きながら…」「時を移さず出発して、エルサレムに戻ってみると…」(ルカ24:13、33)
2つの道があります。エルサレムから離れる道とエルサレムへ向かう道です。エルサレムは十字架の現場です。ルカ福音書は十字架から離れるのではなく、十字架に集中するよう促すのです。十字架を軽視すると、キリストの福音は台無しになってしまうのです。使徒パウロは「十字架の言葉は、滅んでいく者にとっては愚かなものですが、わたしたち救われる者には神の力です」(Ⅰコリント1:18)と言っています。十字架こそ福音の核心、私たちはキリストの十字架を恥とはしません。永遠の誇りです。