「ちょうどこの日、二人の弟子が、エルサレムから六十スタディオン離れたエマオという村へ向かって歩きながら、この一切の出来事について話し合っていた」(ルカ24:13~14)
弟子の一人はクレオパ、もう一人は名前が分かりません。神学者アドルフ・シュラッターは「非常に注目すべき報告」としてクレオパをヨセフの兄弟、即ちイエスの叔父だと紹介しています。そうかもしれません。十字架と復活についてあれこれ「話し合い論じ合って」も確信には至らず、私たちはますます「暗い顔」になるばかりです。そんな私たちに復活のキリストご自身が静かに語りかけ、復活の事実を明らかにしてくださるのです。