使徒言行録の著者ルカは聖霊降臨の出来事を次の言葉で記しました。
五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、突然、激しい風が吹いて来 るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような舌 が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。(使徒言行録2:1一~4)
このような言葉でしか表現できなかった出来事とはどのようなものでしょうか。聖霊降臨は、第一に、神に源を発する出来事であったということです。第二に、聖霊は祈る共同体に与えられ、同時に一人ひとりに注がれた力であったのです。第三に、聖霊こそが福音宣教の働きを大きく促す力となったということとです、
今日、教会は福音宣教の力が弱まり、信仰が個人主義的なものに成り下がっています。私たちには聖霊が必要なのです。今こそ聖霊を求めて熱心に祈りましょう。聖霊に満たされ、促され、大胆に福音宣教に邁進しましょう。