マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの福音書によると、主イエスは十字架上で七つの言葉を語られました。福音書が四つあるからこそ私たちは十字架上の主イエスの思いをより深く知ることができるのです。
1、父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです。
2、はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる。
3、婦人よ、御覧なさい。あなたの子です。…見なさい。あなたの母です。
4、わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか。
5、渇く。
6、成し遂げられた。
7、父よ、わたしの霊を御手にゆだねます。
この言葉が常に多くのキリスト者を捉えてきました。加藤常昭先生は『十字架上の七つの言葉』、W・H・ウィリモンは『十字架上の七つの言葉と出会う』を著しました。受難週を間近にして私たちもこの一句一句を黙想し、主イエス・キリストの溢れる深い愛に触れたいと思います。