8月の主題聖句は詩編85編9節です。
わたしは神が宣言なさるのを聞きます。
主は平和を宣言されます
御自分の民に、主の慈しみに生きる人々に
彼らが愚かなふるまいに戻らないように。
ここには私たちが心に留めるべき大切なことが3つあります。第1に、真の平和を宣言するのは人ではなく神ご自身です。第2に神の民である私たちはその平和宣言に耳を傾けるのです。第3に私たちは再び戦争によって問題を解決するような愚かさに戻ってはならないのです。
神の平和宣言とはどのようなものでしょうか。モーセがシナイ山で頂いた十戒がそれであり、神の子イエスが人々に語られた山上の説教、特に八福の教えこそ神の平和宣言です。神は条件を一切つけずに「殺してはならない」とお命じになりました。神の子イエスは「柔和な人は幸いである。その人たちは地を受け継ぐ」「平和を実現する人々は、幸いである。彼らは神の子と呼ばれる」と言われました。
「主の祈り」は神のこの平和宣言への応答であり、行動への第一歩なのです。「御名が崇められますように。御国が来ますように。御心が行われますように、天におけるように地の上にも」。(踊)