「光は暗闇の中で輝いている」
クリスマスに欠かせないもの、それは光です。街にはイルミネーションが美しく輝き、家にもキャンドルが灯されます。
真夜中でも町が明りに包まれるようになったのは人類の歴史ではごく最近のことです。照明としてのガス灯器具を最初に制作したのはスコットランド人のウィリアム・マードックという人でした。1797年イギリスのマンチェスターにガス灯設置、日本では1872年横浜で使用、その後東京にガス灯が設置されました。一般家庭がろうそくを購入できるようになったのは1800年代で、それまでは夜は闇に閉ざされていたのです。
闇の中では私たちの視界は遮られ、道に迷い、躓きます。闇の中に何が潜んでいるのか分からず不安を感じます。闇は冬を、さらには死を連想させます。闇に暮らす当時の人々はどれほど光を慕い求めたことでしょうか。
しかし本当の闇は昔も今も人の心の奥にあるのではないでしょうか。御子キリストはその闇を照らす光としてこの世に生まれ、今も私たちに喜びと希望と命をもたらしてくださるお方なのです。クリスマスを感謝!