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巻頭言「信仰が芽生える場」

 人はどのようにして信仰を持つに至るのでしょうか。宇宙の神秘や自然界の美しさを通してという方もいるでしょう。音楽や文学や美術を通してという方もいるでしょう。いずれも貴い導きですが、より多くの人は次の三つの道を通して信仰に至るのではないでしょうか。第一は聖書を読むことによって、第二はキリスト教の使信を聞くことによって、第三はキリスト教共同体の礼拝を通して。この三つの根底にはイエス・キリストの十字架と復活があります。

 時々、聖書に関する新しい書物が出版されると、「従来のキリスト教はもはや通用しなくなった」「キリスト教の信頼性は完全に覆された」といったショッキングな宣伝文句に出会うことがあります。しかし主イエスと共に生き、その教えを聞き、その働きを見、十字架を実際に目撃し、復活顕現を経験した弟子たち以上に確かな証言を現代の誰が持っているのでしょうか。神学者アリスター・マクグラスは『十字架の謎』の中で、第一世代の証言に基づいて書かれ、今日まで受け継がれてきた新約聖書こそ最も信頼できる指針であると記しています。私たちは安心して新約聖書が告げる十字架の証言に戻りたいと思います。(踊)

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