12月7日、沖縄宜野湾市の緑が丘保育園の屋根に米軍のヘリの部品が落下しました。この保育園はかつて当教会で研修された神谷武宏牧師が園長をしています。あと50センチずれていたら園庭で遊んでいた園児を直撃したかもしれません。それなのに神谷牧師のもとには「自作自演だろう」との誹謗中傷の電話やメールが数十件寄せられたとのことです。それから一週間後には普天間第二小学校に米軍ヘリのドアが落下。「だから辺野古への移設が急務なんだ」と言いますが、ヘリの真下に暮らす人々は基地がなくなることを求めているのです。
それにしてもかつて空は希望のありかでした。悲しい時苦しい時には空に目を向け、いつかきっと良い日が来ると希望を持ったのではないでしょうか。あのベツレヘムの羊飼いたちのもとに天使が空から近づき、救い主の誕生を告げたように、私たちも慰めや励ましの声を心に聞いてきたのではないでしょうか。それなのに今では戦うヘリの部品が落ちて来るとは。あの天使たちの讃美を今こそ聞きたいです。
いと高きところには栄光、神にあれ。地には平和、御心に適う人にあれ」(ルカ2:14)。