踊協力牧師メッセージ

「讃美する人々」

「讃美する人々」

ルカ福音書の降誕物語の特徴は讃美が多いことです。天使ガブリエルがマリアに聖霊による受胎を告知した時、マリアは後に「マグニフィカート」と呼ばれる讃美を捧げます。バプテスマのヨハネが誕生した時、父親のザカリアは「ベネディクトゥス」と呼ばれる讃美を捧げます。ベツレヘムの羊飼いたちに幼子キリストの誕生を告げた天使たちも「いと高きところには栄光、神にあれ。地には平和、御心に適う人にあれ。」と讃美します。エルサレム神殿では老人シメオンが幼子イエスを抱き、「ヌンク・ディミッティス」と呼ばれる讃美を捧げます。

4世紀の教会指導者アウグスティヌスは讃美の素晴らしい力についてこう言いました。

信仰生活のはじめの頃、主の教会の讃美歌になぜか涙したことを思い出します。そして今は、歌うことそのものに感動するのではななく、その歌の内容に心を動かされています。

讃美は神の救いを経験した人々の心に沸き起こります。私たちもキリスト降誕の恵みに応えて心から讃美を捧げましょう。

 

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