「悩みと苦しみからの解放」
イエス・キリストは伝道の途中で多くの病んでいる人たち、苦しんでいる人たちを癒された。また、富んでいる人ではなく貧しい人たちに救いを宣べ伝えられた。聖書はその記述に満ちている。主イエスの時代には戦争こそなかったが、ローマと地方君主の圧制に苦しむ人たちが多かった。
今の時代も戦争と貧富の差が多くの国で人びとを苦しめている。日本もかつて戦争と、敗戦の結果から貧しさに苦しんだ。しかし、現在日本は、先進国として、までた、戦争を放棄した国として平穏で豊かな生活を送っている。
それでは私たちの中には悩みも苦しみもないだろうか。決してそんなことはない。一人ひとりに不安や悩み、苦しみもある。それを表に出さない、あるいはそれが他人には見えないだけのことではないだろうか。若い人も高齢者も心の奥に口に出せない悩みをもっている。そして、この悩み苦しみから解放されることを願っている。聖書は、主イエスこそがその希望であると教えている。(村上隆太)