「母マリアはヨセフと婚約していたが、二人が一緒になる前に、聖霊によって身ごもっていることが明らかになった。夫ヨセフは正しい人であったので、マリアのことを表ざたにするのを望まず、ひそかに縁を切ろうと決心した」(マタイ1:18~19)
マリアから受胎の事実を知らされたヨセフの驚き! 「聖霊によって」と言われても俄かには信じられません。彼女の身に何か起きたのか? 彼女は自分を裏切ったのか? 様々な思いの堂々巡りの末にたどり着いた結論はひそかに縁を切ること。そういう仕方でマリアを守り、自分を守る…。けれどもそれは神の考えでも計画でもなかったのです。