ヨハネによる福音書 3章16節
神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。
独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。
最後のキャンドルにあかりがともりました。待ちに待ったクリスマスです!
クリスマス物語を描いた絵本を4冊、紹介します。
「のぼさんのクリスマスツリー」(蔵冨千鶴子/文 いしなべふさこ/絵 女子パウロ会)
のぼさんは、子どもたちが大好きな公園をいつも美しく整え、守っています。誰かが見ていなくても、神さまがくださった自然に感謝して、小さな生き物にもやさしく接しています。クリスマスの日、公園に住んでいる小鳥やリス、のぼさんが飼っているねこのミイが手伝って、のぼさんのクリスマスツリーに飾り付けをします。
「クリスマスってなあに」(ディック・ブルーナー/作 ふなざきやすこ/訳)
「ちいさなうさこちゃん」で知られている、ディック・ブルーナーの作品です。天使が羊飼いのもとを訪れ、救い主ガお生まれになることを伝えることろから物語が始まります。イエスさまのお誕生を、やさしいくかわいらしい絵で語りかけてくれる絵本です。
「かがやく星をみちしるべに」(ウーリセス・ウエンセル/絵 ジーグリト・ホイク/文 新教出版社)
この物語はカタルーニャ出身の詩人ホアン・アラベドラの詩がもとになっています。
むかしむかしのおはなしです。金色の翼を持ったひとりの天使が、空から飛んできました。そして、羊飼いたちに「マントと杖だけを持ってわたしについてきてください」と言います。羊飼いたちはすぐに出発します。途中で、井戸の水を汲んでいる男や漁師、畑を耕す男、ブドウの房が入った籠を背負った夫婦に出会います。この登場人物たちは、いったい何を意味しているのでしょう…。イエスさまのお誕生物語であるだけでなく、その生涯をも読み解くことができる絵本です。作者の「いちばん大切なもの、それは平和!」ということばが印象に残ります。
「しずかなよる クリスマスのうた」(マヤ・ドゥシコウワ/画 ヨーゼフ・モーア/詩)
しずかなよるです。
まちは、ねしずまってしまいました。
ひっそりと めざめているのは、マリアとヨセフ
かわいい あかちゃんは すやすやと ねむっています
イエスさまがお生まれになった、しずかな夜を、やさしい絵と美しい詩で描いています。