ルカ福音書の著者は、御子誕生の知らせを最初に受けたのはベルレヘムの羊飼いたちで、それを告げたのは天使であったと記しています。
恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。(ルカ2:10~11)
御子の誕生は、社会の底辺に生きる人々を含めた「民全体に与えられる大きな喜び」であり、羊飼いは小さくされた人々を代表する存在だったのです。
神学者N・T・ライトは新約聖書講解『マタイ福音書Ⅰ』の中でこう記しています。
「イエスについて初めて公に語り始めた人々は、そのメッセージがすべての人のためであることを強調しました。」
当教会の創立者C・K・ドージャー宣教師は創立一〇年記念誌の中でこう記しています。
「西南学院バプテスト教会はイエス・キリストの御福音が、啻に西南の学生・生徒らのみならず、西新町付近の人々の霊にも触れしめ又之を救わんとして出来たのであります。何卒、会員各位はこの唯一の目的を忘れず之に忠実ならんことを祈ります。」 (踊)