ヨハネ福音書12:20以降には、主イエスに会いにギリシャ人が来たという話が記されています。時は過越祭の最中、エルサレム神殿は各地からやって来た人々で溢れていました。その中にこの人々もいたのです。彼らはおそらくユダヤ教に改宗していた人々であり、主イエスに深い関心を寄せていました。
彼らが過越祭にやって来たのは主イエスに会うためだったのでしょう。ごった返す群衆の中で主イエスに出会うことは容易ではなく、彼らは必至に探し求めました。幸いなことに彼らは弟子の一人フィリポを見つけました。「お願いです。イエスにお目にかかりたいのです」。フィリポはアンデレに相談して主イエスにこのギリシャ人たちの願いを伝えました。彼らはこのギリシャ人たちのために救いの時と場を準備したのです。
現代においても同じです。主イエスに人格的にお会いしたい、その教えを理解したい、主を信じたいと思っている人は多いのです。私たちはそのような方のために恵みの時と場を準備する者として立たされています。教会の務めを一層大切にしたいと願います。