「レント(受難節)への招き」

主にあって愛する兄弟姉妹。代々の教会は我らの主の苦難と復活とを記念するこの期節を、深い献身の思いを込めて守ってきました。深い悔改めと祈りの時としてこれを守り、イースターに備えることが教会のならわしとなったのです。

信仰に導かれた者が、キリストの体なる教会に加えられるためのバプテスマの準備の時として、同時に、信仰共同体から離れていた者たちが、悔改めと赦しを通して再び和解を与えられ教会の交わりへと回復される時として、この四〇日間はたいせつにされてきました。

したがって全会衆は、イエス・キリストの福音が告げ知らされる神の慈しみと赦しを思い起こし、バプテスマによってすでに与えられている信仰を更新しなければなりません。

そこで私は、み名によって、この聖なるレントへとあなたがたを招きます。自らを省み、悔改めと祈りと愛の捧げ物によってこの期節を守りましょう。神のみ言葉に親しみ、これを味わい、切に祈りましょう。(黙祷の時) (今橋朗著『よくわかるキリスト教の暦』より)