ヨハネ1:29以下を読んでいて、気になる言葉があります。それは「その翌日」という言葉です。三度も出てくるのです。
最初は29節、この段落はバプテスマのヨハネと主イエスが出会い、ヨハネがイエスにバプテスマを授ける箇所です。次は35節、ここにはイエスがペトロの弟アンデレともう一人に出会って弟子となさり、さらにアンデレに導かれて兄のシモンもイエスの弟子になる箇所です。最後は43節、ここではフィリポが腰の重いナタナエルに「来て、見なさい」と言ってイエスのもとに導き、ナタナエルもまた弟子になるという箇所です。
福音書記者は「その翌日」「その翌日」「その翌日」と矢継ぎ早に同じ言葉を繰り返しながら、私たちに何を告げようとしているのでしょうか。それは、主イエスがおられるところでは実に貴い出来事が起きるのだということではないでしょうか。そして私たちにとって今日は、ヨハネ福音書の物語に続く「その翌日」ではないでしょうか。きっとすばらしいことが起きる日、主に期待しましょう。
今日こそ主の御業の日。今日を喜び祝い、喜び躍ろう。(詩編118:24) (踊)