考え直すことの大切さ
マタイ21章には「二人の息子」のたとえが記されています。父親には二人の息子がいます。ぶどう園の仕事が忙しかったのでしょう、父親は二人に協力を要請します。ところが兄の方は「いやです」と答えて協力を拒否しますが、後で考え直して出かけます。弟の方は実に気持ちよく「お父さん、承知しました」と答えはしましたが、結局は出かけなかったのです。主イエスの「この二人のうち、どちらが父親の望みどおりにしたか」と問いに対し神殿の祭司長や長老たちは「兄のほうです」と答えます。私たちの答えも同様です。
このたとえの中で大切な言葉は「考え直す」(メタメロマイ)です。関連する言葉に「悔い改める」(メタノエオ)があります。後者は事柄ないし行為に対する意識の変化ですが、前者は感情の変化を意味します。つまりこの息子は父親を欺いたことに対して深い悲しみの念を持ったのです。
私たちの生き方はどうでしょうか。もし神を悲しませるものであるなら、今「考え直し」、神に喜ばれる道に一歩を踏み出したいと思います。真の祝福はそこから始まります。