「主がその手に触れられると」
家庭、それは人格創造の基地であり、人間性回復の場であると言われます。しかしその家庭が病むことがあるのです。昔『家という病巣』という本を読んだことがありますし、2012年には『家庭という病巣』という本が出版されました。ルカ12:53には次のように記されています。父は子と、子は父と、母は娘と、娘は母
家庭、それは人格創造の基地であり、人間性回復の場であると言われます。しかしその家庭が病むことがあるのです。昔『家という病巣』という本を読んだことがありますし、2012年には『家庭という病巣』という本が出版されました。ルカ12:53には次のように記されています。父は子と、子は父と、母は娘と、娘は母
東京の国立新美術館でオルセー美術館展「印象派の誕生」を観ました。教えられることの多い作品ばかりでした。特にご紹介したいのは、クロード・モネが1879年に描いた『死の床のカミーユ』です。次のような解説が記されています。明るい色彩に満ちた数々の作品で主役を務めたモネの最初の妻カミーユは、次男の出産後
ノアの箱舟の話は創世記5~9章に記されています。小学生の頃教会学校で何度も聞かされ、紙芝居でも見たノアの物語は今も心に鮮明に残っています。また最近ダーレン・アロノフスキー監督による映画『ノア・約束の箱舟』が上映されました。彼は今こそこの映画を作る意義を感じたと言います。「この物語がどんなに驚きに
「ケリュグマ」と「ディダケー」という言葉があります。ケリュグマは道・宣教、デュダケーは教え・教育を意味します。これらはどのような関係にあるのでしょうか。関西学院大学神学部教授、院長などを歴任なさった山内一郎先生が、最近『新約聖書の教育思想』という本を出版されました。そこには次のように記されていま
長崎原爆資料館には松添博さんの「ふりそでの少女」の絵があります。彼は原爆投下から10日後、長崎市内の畑で晴れ着姿の少女二人が畑で火葬されるの見たのです。「なんてきれいな着物だろう」。顔には火傷ひとつない二人、しかし放射線のために亡くなったのです。当時9才の福留美奈子さんと12才の大島史子(ちかこ)さ
天地創造、アダムとエバの楽園追放に続いて、創世記は二人の息子の血なまぐさい物語を記している。古代の神話といわれているが、きょうだい、親子、友達など親しい人を殺める事件は今も絶えることなく続いている。聖書は決して昔話ではない。カインがアベルに手をかけたのは、神がアベルとその献げ物に「目を留められた
フランス人経済学者トマ・ピケティ氏が書いた『21世紀の資本論』が今、米国をはじめ世界中で注目を集め、すごい勢いで売れています。英訳版で700ページ程の分厚い経済書としては異例の出来事です。ピケティ氏は過去300年にわたる所得と富を巡る進展を分析し、将来において富の集中と格差の拡大がより一層深刻な
「きえて のこった」(長崎かぞえ歌) しのはら・ちひとつめ きえたまぶしい光で 青空が きえて・・・きのこ雲が 残ったふたつめ きえた街が きえて・・・瓦礫が のこったみっつめ きえたなかよしが きえて・・・焦げが のこったよっつめ きえたコロも ミケも きえて・・・
詩編133:1の御言葉は有名です。「見よ、兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び。」口語訳では「見よ、兄弟が和合して共におる」となっており、岩波訳では「兄弟がいっしょに住む」となっています。若い頃この箇所について英語の注解者を読んだ時、これを「クールでフレッシュな交わり」と説明して